そもそもIPOって何?

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「IPO」って何の略?どういう意味?

IPOは「Initial Public Offering」の頭文字をとったもので、未上場企業が新規に株式を証券取引所に公開してすることにより、投資家がその会社の株式を売買出来る様にする事を言います。日本語では「新規公開株」とも呼ばれます。

IPOによって株式を売り出す事で企業は多くに資金を得て、事業の拡大などに充てる事が出来る様になるわけですね。

また、上場によって知名度や信用の向上が期待されますから、より円滑な事業展開、人材の確保がしやすくなる等の効果も期待されます。

では、「IPO投資」って何をする事?

では、「IPO投資」とはどういう事をするのでしょうか?

簡単に言っちゃうと、「企業が新規に上場する株を実際の上場前に買ってしまい、上場後に売った金額との差額で儲ける」という取引方法です。

上場前に株が買えるの??

はい、証券会社の窓口やインターネット経由の申込みにより購入する事が可能です。

但し、証券会社窓口における「新規公開株」の配分は営業担当者の裁量による場合が多いですから、それまでに株取引など実績を重ね、営業担当者と良好な関係を築いておく事が重要になります。

インターネット経由で申し込む場合はほとんどの場合他の株取引実績などは不要ですが、抽選で当選した場合にしか購入する事は出来ません。競争率はかなり高いですから、何とか当選確率を上げる様な工夫が必要になります。

株取引の実績や預け資産の量に応じてIPO当選確率が変わる「ランク制」を導入している証券会社も中にはあります。

このサイトでは、後者のインターネット経由で申し込む場合を前提に説明して行きます。

上場後の株価が値下がりして損しちゃう事は無いの?

確かに、100%値上がりするとは言えませんが、過去の実績を見ると、値上がりする確率はかなり高くなっていますよ。

以下は、過去5年間のIPO件数のうち、上場後最初に付いた株価(初値)が上場前の購入価格(公募価格)より上昇した割合はどのくらいだったかをまとめた表です。

上場年 上場社数 高騰した社数 公募割れ社数 同値の社数 高騰率
2015 97 84 11 2 86.6%
2014 83 65 15 3 78.3%
2013 60 56 3 1 93.3%
2012 50 39 11 0 78.0%
2011 36 19 14 3 52.8%

これによると、近年は80%前後の「IPO」において、初値が公募価格を上回っている事が判ります。すなわち、IPOを上場前に購入できた場合、初値で売却したら8割は儲かるという事になります。これはすごい率ですよね~。

一般に新規上場後の株価は、「初値」で高騰した後に下がるパターンが多いと言われています。勿論、「初値」が安くてその後上昇するパターンや、「初値」で高騰したまま更に上昇する様なパターンもありますが、特に初心者は8割儲かる可能性がある「初値」での売却がおススメと言われます。

とはいえ、2割は損をしちゃうんじゃ?いえいえ大丈夫です。信頼できる初値予想や口コミなどの情報はネットに多くありますから、それらを参考にして、少しでも不安があるIPOには参加しなければ良いのですから。それにより、損をするリスクを限りなく0に近付ける事が可能になるのです。

どのくらい儲かるものなの?

以下、2015年に初値で売却した場合の利益が大きかったIPOのトップ5です。利益は100株単位で計算しています。

高騰順位 上場日 社名 公募価格 初値 利益
1 3/17 エムケイシステム 3,500円 15,120円 116万!
2 9/15 アイビーシー 2,920円 10,250円 73万!
3 4/30 テラスカイ 1,700円 7,650円 59万!
4 4/28 ジグソー 2,390円 8,040円 56万!
5 6/16 スマートバリュー 1,580円 7,030円 54万!

なななんと、IPO一発で100万円以上の利益を上げることも可能なのです!すごいですよね~

ただ、もちろんこういったIPO株はごく稀ですし、大人気ですから抽選に当たる可能性もごく僅かなんですけどね。

今後、IPOの具体的な参加方法を紹介していく予定です。

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