IPO投資を始めてみようかな~と思ったら、まず最初に必要なのは「証券会社の口座を開く」事ですよ。
ここでは、インターネットを使ったIPO投資を始める前提で、証券会社の口座開設について説明しますね。
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IPO投資に適した証券会社の選び方
証券会社といっても色々ありますよね~。街を歩いても様々な看板が目に入ってきます。IPO投資の為の証券会社はどれでもいいのかな? 答えはNO! IPO投資を効率的かつ効果的に行う為には、IPO投資に適した証券会社を選択する必要があります。
以下、証券会社を選ぶ場合のポイントです。
窓口で申し込むか、インターネットで申し込むか
証券会社には大きく分けて二種類あります。実店舗を持って窓口で担当者がアドバイス等対応してくれる「総合証券」と、ネット取引専門の「ネット証券」です。
前者の例が野村證券、大和証券やSMBC日興証券、後者がSBI証券や楽天証券、カブ・ドットコム証券などですね。
ネット証券の場合は、店舗が無く相談できる担当者もいない為、株式の売買はもちろん、情報収集なども全て自分で行わなくてはなりません。その分、サイトでは様々な情報が豊富に提供されています。
また、全て自分でやらなくてはならない分、手数料も格安です。
一方の総合証券でも、通常の窓口でのサービスに加え、昨今はセルフサービスのネット取引サービスも割安の手数料で提供している場合が多いです。
IPOの申し込みは窓口でもネットでも可能な証券会社がほとんどですが、細かい配分ルール等は証券会社によって異なります。
一般的に総合証券の窓口でのIPO新規株式の配分は営業担当者の裁量の場合が多いようですから、そこで人気のIPOをゲットする為には、普段から株取引をしたりして、担当者と良好な関係を築いておく方が良いと言われてます。
一方、ネット取引でのIPO株式の配分は、ある一定枠の範囲においては完全平等抽選のケースが多いです。それに加え、過去の取引実績や保有資産額に応じて当選確率が上下する優遇抽選制を導入している場合もあります。
これからIPO投資を始めようとしている方は勿論取引の実績も無いでしょうし、誰でも平等に当選のチャンスがあるネット取引をお勧めします。手数料も安く手軽に始められ、また必要な情報はインターネットから十分収集可能です。
よってここでも、ネット取引サービスを提供している総合証券か、ネット専門のネット証券でのIPO投資を前提として説明しています。
IPOに申込める証券会社とは?
ネット取引の場合、IPO株式の配分は抽選だと書きました。では、あるIPO株式がほしい場合、どの証券会社でもそのIPOの抽選申込みが出来るのでしょうか?
答えはNO。そのIPOを取り扱う証券会社にしか抽選を申し込む事が出来ません。では、どんな証券会社がIPOを扱うのでしょうか。それが「幹事」証券会社です。
ある企業が上場する際、その企業を支援する証券会社が「幹事」と呼ばれます。そのなかで中心的な役割を果たす幹事証券会社が「主幹事」です。
IPO株式を売り出すのは、基本的にはその「幹事」或いは「主幹事」を務めた証券会社となります。よって、IPOはそれらの証券会社に申し込む事が可能というわけです。場合によっては、そこに幹事から販売のみを委託された証券会社も加わります。
IPOの抽選に当たる可能性が高い証券会社を選ぶには
では、どの証券会社に申し込むのが一番当たる可能性が高いのでしょうか。
主幹事は外せない
「主幹事」は全株式のうち大部分、80%~90%もの株を販売します。そして、その残りが他の「幹事」に配分されます。「主幹事」の取扱い株数は圧倒的ですね。
よって、基本的には取扱い枚数が圧倒的に多い「主幹事」に申し込むのが、IPO当選の確率が一番高いという事になります。
が、事はそんなに単純ではありません。なぜかと言うと、それぞれの証券会社によって、規模や、抽選の対象となる株数の割り当てが大きく異なるからです。
証券会社の規模
例えば、国内最大の総合証券である野村證券は、500万を超える口座数を誇っています。一方、年に数回主幹事の実績がある東海東京証券の口座数は40万程。
口座を持つ全ての人がIPOに申し込む事は無いでしょうが、それでも恐らく、野村證券でIPOに申込む人は、東海東京証券でIPOに申し込む人の10倍程度になると考えてもそれほど間違いではないでしょう。そうなると、当選数が同じ場合に野村證券の当選確率は東海東京証券の1/10という事になります。
抽選に割り当てられる株数
他の要素としては、ネットでの抽選申込みに割り当てられる株数の割合があります。
一般的な総合証券において、抽選に割り当てられるIPO株数は全体の10%程度という場合が多いです。一方、ネット証券の場合はその割合が比較的多く、マネックス証券やカブ・ドットコム証券の場合は株数の100%が抽選に割り当てられます。
これだけ考えると、当選数が同じ場合、マネックス証券やカブ・ドットコム証券の当選確率は、一般的な総合証券の10倍高いという事になります。
当選しやすい証券会社は、以上の様な種々の条件を比較して総合的に判断する必要があります。…が、一つを選ぶのは難しいですよね。「主幹事」は毎回異なりますし。
ならどうするか。それなら、複数の証券会社で口座開設してしまえば良いのです!
証券会社の口座は複数開きましょう
ということで、おススメは有望な証券会社の口座を複数開いてしまう事です。
こちらで紹介している証券会社は口座開設するだけなら無料ですし、お金を入金する必要もありませんから、安心していくらでも口座開設可能ですよ! (ただし、長期間入金無し・取引も無しで置いておくと、一定期間後に口座を閉鎖される場合があります。)
複数証券会社の口座開設により、以下の様なメリットがあります。
IPO毎に最適な証券会社を選んで申し込める
IPO毎に「主幹事」や「幹事」となる証券会社は異なりますので、最適な申込み証券会社はその都度異なります。
予め複数の証券会社に口座を開いておくことにより、IPOの都度、最適な証券会社から申し込みをする事が出来ます。
証券会社の口座開設には早くて1週間、場合によっては1か月程度かかる事もありますので、新たに上場承認された企業のIPO株がどうしても欲しいとしても、それから口座開設を申し込んでも間に合わない可能性が有ります。
予め有望な証券会社の口座を全て開いておく事が望ましいです。
複数の申込みで当選確率アップ
当選確率が高いであろう証券口座から申し込むのは大切ですが、更に当選確率を上げる為には、複数口座から申し込む事が有効です。
その為、同一証券会社に開いた家族名義の口座から申し込んだり、また別の証券会社に開いた口座から申し込んだりする人は多いです。
が、注意点が一つ。
マネックス証券やむさし証券、松井証券やエイチ・エス証券など、複数の証券会社の同一名義口座から、同一IPOへの申し込みを明確に禁じている証券会社があります。そういった重複申込みによって需要が実際より多く見込まれてしまい、結果として公募価格が引き上げられる可能性が出てしまうから、というのがその理由です。
確かに、公募価格と上場後の株価の差を利益とする多くのIPO投資家にとっても、それは好ましい事ではないですよね。
ただ、万一全て当選した場合でも全て購入するつもりで重複申込みしたのならば、それは申込み分全てが需要として存在するという事になるのでは? よって僕は、全て購入予定の重複申込みならば許されるべきと思うのですが、どうなのでしょうかね~。
ともかく、そのような重複申込みが発覚した場合、前述の様な証券会社では、申込み取り消しなどの措置が取られてしまう可能性が有る事は知っておいてください。(ただ、実際そのような事があったという事例は、少なくとも僕は聞いたことがありません)
おススメの証券会社
最後に、IPO投資するにあたって僕がお勧めする証券会社を紹介しますね!
それぞれのリンク先にあるボタンから各証券会社のページに飛びますので、そちらでオンライン申し込みが出来ますよ~。