口座数約380万と、野村證券に次ぐ規模を誇る日本3大総合証券会社の一つです。IPOの取扱い件数や主幹事回数も多く、野村證券と違ってネットでも当選の声はたまに聞かれます。
IPO抽選では、通常抽選に加え「チャンス抽選」というランク制の抽選方式があり、株主優待をうまく利用すると当選確率を上げられるという裏ワザ(?)もあります。
このページの目次
大和証券の特徴
- 日本3大証券会社の一つである総合証券会社で、口座数は2015年末で380万。
- IPO取扱い数は多く、2015年は43件(うち主幹事16件)、2014年は52件(うち主幹事24件)、2013年は23件(うち主幹事6件)。主幹事も多い。
- IPOでは、個人向け配分の15%を対象に完全平等抽選し、それに加え5%を対象に、顧客ランクやポイント数によって確率が上下する「チャンス抽選」を行う。
- 国内株式の口座管理料は通常1,620円だが、ダイレクトコースで報告書電子交付(eメンバー)の登録により無料。
大和証券のIPOルール
抽選タイミング | ブックビルディング後 |
---|---|
抽選申込み締切 | ブックビルディング期間最終日11:00 |
購入申し込み締切 | 購入申込み期間最終日9:00 |
入金必要タイミング | 抽選申込み前 |
資金拘束タイミング | 無し |
当選辞退時ペナルティ | 無し |
抽選割り当て株数 |
個人向け配分数の約15%を通常抽選、5%をチャンス抽選に 但し、抽選申込みが個人向け配分数に満たなかった場合は10%を通常抽選とし、チャンス抽選は無し |
抽選方法 |
通常抽選では1口座1口の平等抽選 チャンス抽選は通常抽選で当選しなかった人が対象。チャンス抽選では、プレミアムサービスにおけるステージ、または保有している交換ポイントの残高に応じて「チャンス回数」が決まり、それに応じて当選確率が変動。 |
購入するまで資金が拘束されることはない為、重複申し込みが可能です。抽選時と購入申込み時に余力を確認されますので、一時的に出金したい場合などは要注意です。
プレミアムサービスについて
プレミアムサービスは、大和証券と大和ネクスト銀行の「ツインアカウント」を開設してる場合で、かつ1,000万円以上の預け資産がある場合に適用されます。
その際、資産額に応じて以下の様にランク付けされます:
ステージによって様々な特典があり、IPOのチャンス回数もその一つになります。チャンス回数が多いほど、IPOのチャンス抽選での当選確率が上がります。
- プラチナ … 10回
- ゴールド … 5回
- シルバー … 3回
- 通常(プレミアムサービス無し) … 1回
ポイントプログラムについて
取引に応じてポイントがもらえ、貯まったポイントを提携先の様々な特典(セレクト商品など)と交換することができるサービスです。株主優待の特典としても、このポイントをゲットする事が出来ます。
IPO的に面白いのが、このポイント残高に応じてチャンス回数が変わってくるという点ですね。
- 10,000ポイント以上 … 10回
- 8,000ポイント以上 … 8回
- 6,000ポイント以上 … 6回
- 4,000ポイント以上 … 4回
- 2,000ポイント以上 … 3回
- 1,000ポイント以上 … 2回
- 1,000ポイント未満 … 1回
ちなみに、1,000株分の株主優待で2,000ポイントがもらえますので、3月と9月は要チェックですよ!
大和証券の入出金方法
「ツインアカウント」サービスを申し込む事により、大和証券口座と大和ネクスト銀行口座が連携し、相互の資金を透過的に扱う事が出来るようになります。出来る事は住信SBI銀行のハイブリッド口座と同様ですが、大和ネクスト銀行の場合は普通預金口座と証券連携口座が分かれず一つにまとまっており、あたかも普通預金口座と証券口座がそのまま透過的につながっているようなイメージですね。
また大和ネクスト銀行には、同一名義の口座宛てであれば、他銀行への振り込みが何回でも無料で行えるという大きなメリットがあります。資金移動が頻繁に必要になる場合は、とても助かりますね。
入金について
ネット即時入金 | 手数料 | 無料 | |
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銀行 | 三菱東京UFJ銀行 | ● | |
みずほ銀行 | ● | ||
三井住友銀行 | ● | ||
りそな銀行 | <非対応> | ||
住信SBIネット銀行 | <非対応> | ||
楽天銀行 | <非対応> | ||
ジャパンネット銀行 | ● | ||
ゆうちょ銀行 | ● | ||
セブン銀行 | <非対応> | ||
スルガ銀行 | <非対応> | ||
じぶん銀行 | <非対応> | ||
ソニー銀行 | <非対応> | ||
イオン銀行 | <非対応> |
||
埼玉りそな銀行 | <非対応> | ||
近畿大阪銀行 | <非対応> | ||
銀行振り込み入金 | 手数料 | 「ダイワ・コンサルティング」コース契約者は無料、それ以外は振込者負担 | |
余力反映タイミング | 入金確認後 | ||
ゆうちょ銀行振替入金 | 手数料 | 振込者負担 | |
ATMカード入金 | 利用可能ATM | 大和証券店舗、三井住友銀行、ゆうちょ銀行、セブン銀行 | |
手数料 | 無料だが、ATMにより利用不可時間帯有 | ||
余力反映タイミング | 即時 | ||
その他 | 「ツインアカウント」サービスを申し込む事により、大和証券の総合取引口座と大和ネクスト銀行の円普通預金口座が連携し、大和ネクスト銀行側から円普通預金を即座に証券口座に振替え等が可能。 |
出金について
登録銀行口座へ出金 | 手数料 |
「ダイワ・コンサルティング」コースで証券総合サービスに加入の場合か、「ダイワ・ダイレクト」コースでeメンバーに申込済み場合は無料。 それ以外は3,000円までは無料、3,000円を超える出金は有料。 |
|
---|---|---|---|
出金タイミング |
ゆうちょ銀行以外に出金する場合、毎営業日9:30までの指示で当日、それ以降は翌銀行営業日 ゆうちょ銀行宛ての場合は、毎営業日15:30までの指示で翌営業日、それ以降は翌々営業日 |
||
ATMカード出金 | 利用可能ATM | 大和証券店舗、セブン銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、三菱東京UFJ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、SMBC信託銀行、ローソン、イーネット、@BANK、ゆうちょ銀行 | |
手数料 |
大和証券店舗、セブン銀行は無料 それ以外は108円 |
||
その他 | 「ツインアカウント」サービスを申し込む事により、大和証券の総合取引口座と大和ネクスト銀行の円普通預金口座が連携し、大和ネクスト銀行側から証券口座の資金を透過的に扱う事が可能に。 |
大和証券の手数料
以下、大和証券のダイレクトコースでオンライントレードを利用した場合の手数料を抜粋します。他コースの手数料など詳しくはリンク先のHPで確認するか、資料を請求してみてくださいね。
現物取引手数料
約定金額 | 税込手数料 |
---|---|
100万円以下 | 約定代金の0.37260% |
300万円以下 | 約定代金の0.28512%+ 874円 |
500万円以下 | 約定代金の0.28512%+ 874円 |
1,000万円以下 | 約定代金の0.21060%+ 4,600円 |
3,000万円以下 | 約定代金の0.16956%+ 8,704円 |
5,000万円以下 | 約定代金の0.09720%+30,412円 |
1億円以下 | 79,012円 |
5億円以下 | 108,172円 |
10億円以下 | 140,572円 |
その後5億円毎 | +32,400円 |
※ 他に1日定額手数料(ハッスルレート)方式あり。約定金額合計300万円毎に3,240円。
信用取引手数料
約定金額 | 税込手数料 |
---|---|
50万円以下 | 308円 |
100万円以下 | 一律515円 |
300万円以下 | |
500万円以下 | |
1,000万円以下 | |
3,000万円以下 | |
5,000万円以下 | |
1億円以下 | |
5億円以下 | |
10億円以下 | |
その後5億円毎 |
※ 他に1日定額手数料の「ハッスルレート」あり。約定金額合計が300万円毎に3,240円。