IPO申込みの基本的な流れ

ここでは、IPOのごく基本的な申込み手順について説明します。

まだ証券会社の口座を開いていない人は、以下の書き込みを参考にしてくださいね。時間がかかる証券会社では1か月くらい要する場合もありますので、早めに申込んでおいた方が良いですよ!

まずは証券会社の口座開設

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IPO申込み入門、まずは情報収集

まずは、どんな会社がどんなスケジュールで上場を予定しているか知らなくては何もできませんよね。

以下は、無料で提供されているIPOスケジュールや銘柄の情報です。こういったサイトから、必要なほとんどの情報を得る事が出来ます。

その他、多くのIPO個人投資家たちがどのように考え、どのようなスタンスでそれぞれのIPOに臨もうとしているのか、ブログ村に登録された様々なブログを参考にするのも有効です。

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当ブログにも、IPOのスケジュールやそれぞれの銘柄情報をまとめています。今後さらに充実させていきたいと思っていますので、良ければ参考にしてくださいね。

IPOスケジュール

IPOスケジュールの見方

最初にIPOの情報を見ると、何やら見なれない言葉がいっぱいならんでいますね~。僕も初めは何のことかよく判りませんでした。

ここでは、IPOのスケジュールを理解するために最低限必要となる語句などの説明をしますね。

IPOの流れ

まずは、IPOの大まかな流れを説明しますね。

ある企業の上場が決まると、まずは上場前に投資家へ分配する為の価格である「公開価格」を決定する為のプロセスが行われることになります。現在は「ブックビルディング方式」というプロセスでその価格が決定されています。

「ブックビルディング方式」による上場までの基本的な流れは、以下の様になります。

1. 仮条件の決定

機関投資家の意見やマーケットの状況などを基に、主幹事証券会社が上場予定会社と共に「仮条件」を決定します。「仮条件」は通常、「最低1,000円~最高1,200円」といった幅を持たせた価格の範囲で提供されます。

各幹事証券会社は、その「仮条件」を投資家に提示し、投資家たちの反応を待ちます。

2. 需要申告(ブックビルディング)

我々を含む投資家たちは、「自分なら仮条件範囲のいくらで、何株購入したいか」を、証券会社の画面に入力し、申告します。

例えば、仮条件が「最低1,000円~最高1,200円」なら、「自分は1,200円で100株申し込みます」といった入力を行います。

競争が激しく、最高価格で需要申告しないとその株を入手する事はまず出来ない為、実際の所ほとんどの投資家は最高価格で需要申告しています。

前期型の証券会社の場合、このブックビルディング期間終了後に抽選が行われ、当選者のみ購入申込みが出来るようになります。

各証券会社は、主に抽選のタイミングで「前期型」と「後期型」に分かれます。前期型の場合はブックビルディング後に抽選が行われ、後期型の場合は購入申込み後に抽選が行われます。主な後期型の証券会社は、楽天証券、岩井コスモ証券、カブ・ドットコム証券、松井証券、GMOクリック証券などがあり、それ以外は前期型となります。

3. 公開価格決定

把握した需要を基に、主幹事証券会社が投資家向けの最終価格である「公開価格」を決定します。

4. 購入申込み

我々一般投資家たちが、提示された公開価格で何株購入するか申込みます。

前期型の証券会社の場合は、ブックビルディング後の抽選で当選した投資家のみ申し込む事が出来ます。

それに対し、後期型の証券会社の場合はこの購入申込みの後に抽選があり、当選者のみが実際に申し込んだ株を入手する事が出来ます。

5. 上場

株式市場で、新たなIPO株式が売買できるようになります。

抽選に当選して事前に購入できた幸運な人は、以下の様な選択肢から自分はどうするか決める事になります。

  • 上場当日の市場が開く前に売却申し込みをする事で、最初に付いた価格(初値)で売却
  • 初値売りはせず暫くホールドし、値動きを見ながら高値になったタイミングで売却する
  • 株主優待や配当を得る為、売らずに当面ホールドする

スケジュールの例

以下は「コメダホールディングス」の上場スケジュールです。

コード 3543
会社名 株式会社コメダホールディングス
上場予定日 2016年6月29日
市場区分 東証一部
仮条件決定日 2016年6月10日
ブックビルディング 2016年6月13日 ~ 2016年6月17日
公開価格決定 2016年6月20日
申込期間 2016年6月21日 ~ 2016年6月24日
仮条件価格 1,780円~1,960円
公開価格 1,960円

このスケジュールを例に説明しますね。以下、青字が我々がする事です。

1. 仮条件の決定 6月10日     

主幹事により、仮条件「1,780円~1,960円」が決まります。

2. 需要申告(ブックビルディング)6月13日~17日

各幹事証券会社にて、需要申告出来るようになります。
申込みを決めた証券会社のオンライントレードシステムにて、価格1,960円で100株購入する意思があると申告します。

3. 公開価格決定 6月20日

公開価格が「1,960円」に決まります。
申告したのが前期型の証券会社の場合、この日の前後で抽選結果が発表されます。

4. 購入申込み 6月21日~24日

前期型の証券会社の場合、当選した場合のみ購入申込みを行う事が出来、それによって実際に株を入手できます。
後期型の場合は全員購入申し込みをし、その後に行われる抽選の当選者のみ実際に株を入手できます。

5. 上場 6月29日

コメダホールディングスの株が市場で自由に売買できるようになります。
それぞれの方針で、売却或いはホールドします。

実際のスケジュールは、各証券会社で都度確認

以上、スケジュールを説明をしてきましたが、証券会社によって基本的なスケジュールやそれぞれの期限などはかなり異なる場合があります。

証券会社ごとの基本的なIPOルールやスケジュールは以下にまとめてありますので、是非参考にしてください。

証券会社別IPOルール

ただし、同一証券会社でも、IPOによってはスケジュールが通常と微妙に違う事もあります。

実際IPOに申し込む際は、申し込もうとする証券会社のページで狙ったIPOの申込みスケジュールを前もってしっかり確認するようにしてくださいね。

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